日本のビジネスマンは「数字」に弱すぎる。外食産業で大儲けした男の指摘 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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日本のビジネスマンは「数字」に弱すぎる。外食産業で大儲けした男の指摘

あらゆるチャンスに数字をもちだして、これを活用せよ

■数字は世界共通語だ

 数字は万国共通語である。どこの国の人間にも数字は通用する。

 そのことを日本人は忘れているのではないだろうか。日本人は、日本語は世界に通用しないが、数字は世界中のどこでも通用することを、しっかりと心にきざみこみなおす必要があると、私は痛感している。

 数字にはそのように説得力がある。
 だから、人を説得するためには、大いに数字を活用することが大切である。
 人の上に立つためにも、数字を使わなければならない。数字のもつ客観性こそが、人を説得するのである。
 数字をあげない説得には客観性がなく、ともすればマスターベーションになる。
 当人がいくらいいといっても、数字の裏づけのないものは、その当人のひとりよがりにすぎない。
 これほど、客観性に裏打ちされた説得力をもつ数字を使えない人は、残念ながら、人の上に立つ資格はないし、これからの世界では生きていけない。

『ビジネス脳のつくりかた』より構成)

 

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藤田 田

ふじた でん

「日本マクドナルド」創業

1926年大阪生まれ。旧制北野中学、松江高校を経て、1951年東大法学部を卒業。在学中GHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立、学生起業家として輸入業を手がける。1971年、米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。同年7月、銀座三越1階に第1号店をオープン。そこからハンバーガー旋風を巻き起こし日本人の食生活を変えていく。「価格破壊」など革新的な手法を次々と展開した。のちに「日本トイザらス」も設立。2004年没。孫正義氏、柳井正氏ら、日本を代表する企業を率いる経営者たちに影響を与えたとされる。『ユダヤの商法』『勝てば官軍』『Den Fujitaの商法』など数々のベストセラーを残した。長く品切れが続いていたが2019年4月に完全復刊する。


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